リード系の駆動系修理 詳細
まず、駆動系をバラす前に、やりやすいようにサイドカバーを外しておこう。 | クランクケース脇から見える、8本のボルトを外す。 【ボルト】 |
インパクトレンチを使うと、くだらないナメなどが無いので活用してもらいたい。 | ||
ファンの風を使ってゴミが溜まらないようなダクトが付いている。これのクリップを外す。 | 浮いてきたら、手で引っ張ろう。 | ボルトを緩めても、固着していてなかなかケースは外れてくれないだろう。プラハンなどを使い、キックレバーを引っ張りながら引っ叩くと取れる。 | ||
固まって取れない場合は、ラスペネなどを注入して外す。 | クランクケースが外れた。 | プーリー側、クラッチ側のナットを緩める。専用工具などを使うより機械工具を使おう。中古で5000円程度で買える。 【ナット】 |
||
ベルトをくっつけたまま、クラッチを外そう。 | クラッチアウターを外す。固い場合は、プラハンで軽く叩きながらだ。 | ドライブフェイスを外す。 | ||
プーリーを外す。 | リード系の場合は、前方にこのようなカバーが付いている。 | これは、ただはまってるだけ。だが、あまりにもガタ付いている場合は、交換してほしい。 | ||
次に、クラッチ側。 | 一通り、掃除が終わったら、組み付けだ。プーリー側を先に組み込む。 | 中には、ピニオンギヤが付いている。これは、特殊工具が無いと外れないようになっている。外から掃除するだけにとどめておこう。 | ||
手で回してみて、異音が無いか確認する。ゴロ〜って言うようだと、中のベアリングがそろそろ寿命だ。 | ベルトを通す。 | この時、クラッチフェイスはギュっと握りながら、組み込む。 | ||
プーリー側、クランクシャフトの形状をよーく確認してほしい。半月状になっているのがわかるだろうか。 | アウターを組む。 | ちょーど、こんなような感じで組み付けてほしい。 | ||
フェイスを差込む。 | フェイスワッシャーも、半月状になっているので、クランクシャフト側に合わせ組み付ける。これを怠ると、大変なコトになるので、慎重に。 | しっかりと形状を合わせて組んで欲しい。 | ||
プーリー側は、固く締めこんで、完了だ。 | クラッチ側は、あまりトルクを掛けずに。 | ナットを仮組する。 |
さすがに、クラッチ周辺はしっかりと作りこまれている。
二人乗りもちゃんと意識した作りがとてもイイ。
ベルトやプーリーも、ディオタイプよりしっかりしており、文句のつけようがない品質だ。
注意点がひとつある。
クランクシャフト形状だ。
半月状になっており、組み方を間違えると、クランクシャフトをナメてしまい、駆動系組み付けが出来ない、致命傷となってしまう。
シャフトの交換は出来ないコトはないが、かなりの難題で、当サイトでもご紹介をするかしないか迷うトコロではある。
高度な技術と、特殊工具が必要になる事態にならないよう、気をつけて、慎重に作業をしてもらいたい。
放置した場合、キックレバーがうまく踏めない、踏めても戻って来ないなどの理由で、うまくエンジンをかけるコトが出来ない時もあります。
この時は、駆動系のメンテナンスも兼ねて、キックギアを掃除するコトをオススメ致します。
※部品番号の表示、価格は、必ずしも正確ではありません。
ご自分の車種にあったものを、ご利用ください。
◆作業をしてみた方、整備に長けている方、教えてあげてください!◆
A:354 To:1 Yes:0